NEWCOMERS
January, 2005

Jazz Special Selection-2
Ella Fitzgerald
1 Gone With the Wid
2 Mack The Knife
3 Stella By Stardust
4 I Could Have Dance All Night
5 Don' t Be That Way
6 Blue Moon
7 Like Someone In Love
8 On The Sunny Side Of The Street
9 Hello Dolly
10 The Boy From Ipanema
11 It's Only A Paper Moon
12 Smooth Sailing
 エラ・フィッジェラルドが歌う“On The Sunny Side Of The Street”を聴きたいだけのために購入した廉価版(980円)。つまり目的は8曲目のみ。
 エラについては多くを語る必要はないだろう。彼女の歌はジャズ・ヴォーカルのお手本である。しかし、実際にはすごすぎてお手本にならない。彼女は歌うというより奏でているのだが、なかなかそこまでいくヴォーカリストはいない。
 ちなみに、10曲目はエラ自身が“Tall and tan and young and handsome the boy from Ipanema goes walking”と歌っている。邦題が頑なに「イパネマの娘」になっているのが笑える。「イパネマの娘」として有名なこの曲を「イパネマの少年」とか「イパネマの息子」とするわけにもいかないので、仕方がない。
My First Jazz-1
Louis Armstrong
1 I'm In The Mood For Love
2 Solitude
3 Ain't Misbehavin'
4 You Won't Be Satisfied
5 Rhythm Saved The World
6 You Can't Lose A Broken Heart
7 Dream A Little Dream
8 You Rascal You
9 La Vie En Rose
10 On The Sunny Side Of The Street
11 Perdido Street Blues
12 Struttin' With Some Berbecue
13 Gone Fishin'
14 When It's Sleepy Time Down South
15 Dippermouth Blues
16 What A Wonderful World
 エラの場合とまったく同じ目的で手に入れた廉価版(1500円)。つまり目的は10曲目。
 ルイ・アームストロングで一番ポピュラーなのは最後の“What A Wonderful World”だろう。近年CMでも使われていたので、「聴いたことがある人」が増えたはずだ。
 ケニー・Gは、この“What A Wonderful World”という曲でルイ・アームストロングと共演した演奏を発表している。もちろん、実際に共演したのではなく、今風に言えば「坂本九+平井堅」方式での共演である。
 同じ方式でナット・キング・コールとナタリー・コールが父娘共演していた。グラミー賞の発表会場(?)で、曲はかの“Unforgettable”だったと記憶している。音楽は時空を超える。舞台の上でスクリーンに映し出された亡き父とともに歌う娘の姿というのは、感動的だ。曲が“Unforgettable”というのも泣かせる。
The Very Best of Toots Thielemans(2003)
1 Cercle of Smiles
2 Bluesette
3 Kleine Blonde Held
4 Make Someone Happy
5 The Man In Brown
6 Good Morning Heartache
7 Velas
8 Nothing Else Matters
9 Song For Sara
10 Somewhere Over The Rainbow
11 My Funny Valentine
12 Corcovado
13 Old Friend
14 Imagine
15 Hard To Say Goodbye
 すでに触れたことがある(File 9)トゥーツ・シールマンズのベスト版。レンタル店で発見し早速(個人使用の目的で)コピーした。ギターと口笛という彼の魅力の別の側面もかいま見ることができる。
 「ヴェリ・ベスト」ものは、これで何枚目だろうか。机の周りを見回しただけでも、マンハッタン・トランスファーやシャカタクやアンドレ・ギャニオンの「ヴェリ・ベスト」がある。
 持ってても
 買ってしまうのが
 「ベスト版」
 トゥーツ・シールマンズはオランダ出身である。小国であるがゆえに実験的なことが可能な国、それがオランダだ。マリファナも売春も安楽死も認められている。オランダのルールは「他人を傷つけるな」と「盗みをするな」の二つだけだという人もいる。
 そんなオランダ出身のトゥーツ・シールマンズの演奏は、とてもやさしさにあふれている。とくに、オーケストラをバックにジャズの要素がまるでない“Old Friend”は、S&Gの“Old Friends”に通じる「やさしい思い」にみちている。

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