2nd Exhibition

Battle of The Who & Jimi Hendrix(1971)
Disc1(The Who)
Side A
1 Armenia City In The Sky
2 I'm A Boy
3 Magic Bus
4 The Last Time
5 I Can See For Miles
6 Pinball Wizard
Side B
1 Summertime Blues
2 I'm Free
3 Sensation
4 I Need You
5 Call Me Lightning
6 Run Run Run
7 See Me, Feel Me
Disc 2 (Jimi Hendrix)
Side A
1 Foxy Lady
2 Manic Depression
3 Can You See Me
4 51st Anniversary
5 Stars That Play With
Laughing Sam's Dice
6 Fire
Side B
1 All Along The Watctower
2 Little Wing
3 Gipsy Eyes
4 The Wind Cries Mary
5 Hey Joe
6 Highway Chile
 円形の「カン」の中に、二枚のレコードが収められている。アナログ・レコードは売るほど持っているが、「カン」に入っているのはこれだけだ。たまの「さんだる」のようにかわっている(File16)。
 この「カン」は、ポリドールが“Rock & Rock Battle Series”として発売したものの一つである。たぶん映画「ウッドストック」をみて欲しくなったのだと思う。以前に紹介した「ウッドストック」のパンフ(Singles 5)をみると、
左ページが“Summertime Blues”の歌詞で、右ページはたぶん“Pinball Wizard”をイメージしたイラストである。

 一番有名な曲はおそらく“Summertime Blues”だろう。私も当然好きである。しかし、本当に一番好きなのは“Pinball Wizard”で、二番目が“See Me, Fell Me”で、“Summertime Blues”は三番目だ。

 この「カン」入りレコードで唯一悲しいのは、ジミ・ヘンドリックスの“Purple Haze”が入っていないことである。“Foxy Lady”やディープ・パープルがデビュー・アルバムでもやっている“Hey Joe”も入っているのに何で入ってないのかなー、と思うのは私だけだろうか。
 映画パンフではこんな(←)感じである。「スッドストック」では“Purple Haze”を「しめ」でやっていたを記憶している。

 「ウッドストック」でのジミ・ヘンドリックスの演奏で私に強烈な印象を残したのは、アメリカ合衆国国歌「星条旗よ永遠なれ」だった。オリンピックでもあれば、毎日のように耳にするあの曲だ。ジミ・ヘンドリックスは、大音響のギター演奏に爆撃音を思わせる音をおりこんでいた。

 この爆撃音のような音、それは「北爆」の音だ。つまりアメリカ空軍による北ベトナムへの空爆の音である。映画「プラトーン」や「ディアハンター」あるいは「地獄の黙示録」で描かれていたベトナム戦争に対する抗議。これがジミ・ヘンドリックスの演奏の意味だ。いつまでたってもなくなることのない戦争をめぐる話はいずれ書くことにしよう
2005-05-15 UP

MUSIC OF HEART
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